この地域では問題になることがほとんどありませんので、非常に気づきにくいのですが、行政の都市計画によって用途地域というものが定められています。そしてその区分によって、この種類の建物は出来ませんとか、この種類の建物は出来ますが、その代わりに一定の規模までしかダメ、といった制限を受けることになります。

恵那市のような地方都市で注意をしなければいけないのは、いわゆる水商売と呼ばれる業種で、近隣商業地域や商業地域といった地域内が候補になります。新規で出店される場合は、どこにでも出せるわけではないので、特に初めて商売を始められる方は、条件にあう物件が見つかっても、すぐに飛びつかずに、市役所で調べてからにして下さい。

その他には工場でしょうか。工場内で扱う薬品、設置する機械等、それらの条件次第では、別の場所にせざるを得ないこともあります。

この地域には用途地域の区分で無指定とされているエリアが非常に多いので、郊外であればほとんどの業種が気兼ねなく出店できます。この地域を足掛かりに、より中心部に近いところに出店されるケースもあると思いますが、中心部に向かうにつれて制限はどんどん厳しくなりますので、用途地域をはじめとする制限にはくれぐれも注意してください。